自宅でホワイトニングとは? HOME WHITENING
自宅でのホワイトニングには、大きく分けて2種類あります。この違いを最初に理解しておくことが、失敗しない選び方の第一歩です。
TYPE 自宅でホワイトニングとは?
(ホームホワイトニング)
01. 市販のホワイトニング製品を使う方法
ドラッグストアや通販で購入できる歯磨き粉・ジェル・シートなどを使う方法です。手軽に始められますが、日本の薬機法の規制により、市販品に含まれるホワイトニング成分の濃度には上限があります。そのため、効果は主に歯の表面の着色(ステイン)除去にとどまり、歯そのものの色を変えることはできません。
02. ホームホワイトニング
(歯科医院処方)
歯科医師の指導のもと、自分の歯型に合わせたオーダーメイドのマウスピースと、高濃度のホワイトニングジェル(過酸化水素)を処方してもらい、自宅で行う方法です。歯の内部の色素(象牙質の色)に直接働きかけるため、市販品では得られないレベルの白さを実現できます。
| 比較項目 | ホームホワイトニング | 市販のホワイトニング製品 |
|---|---|---|
| 有効成分 | 過酸化水素 | 研磨剤・低濃度成分など |
| 効果のレベル | 歯の内部まで作用・ 本来より白くできる | 主に表面の着色除去のみ |
| 白さの持続 | 比較的長持ち(数か月〜) | 短期間で戻りやすい |
| 安全性 | 歯科医師が管理 | 自己管理が必要 |
| 費用の目安 | 15,000円〜40,000円程度 | 数百円〜数千円 |
| 手軽さ | 歯科受診が必要 | すぐに始められる |
「本格的に白くしたい」ならホームホワイトニング、「日常のケアとして手軽に続けたい」なら市販品、というのが基本的な選び方の軸になります。
市販の自宅ホワイトニング
製品の種類 PRODUCTS
市販製品にもさまざまな種類があります。目的や生活スタイルに合わせて選びましょう。
01. ホワイトニング歯磨き粉最も手軽に取り入れられる方法です。研磨剤や酵素の働きで歯の表面のステインを少しずつ落とします。毎日使い続けることで、くすみが改善されやすくなります。ただし研磨剤が含まれるものは毎日使用すると歯を傷つける恐れもあるため、研磨剤フリーのタイプを選ぶと安心です。
02. ホワイトニングジェル・ペン歯の表面に直接塗布するタイプです。外出先でも使えるものが多く、すきま時間にケアしたい方に向いています。
03. ホワイトニングシート・テープ薄いシートを歯に貼り付け、成分を歯全体に浸透させるタイプです。歯との密着度が高く、歯磨き粉よりも効率よくステインを落とせると言われています。
04. LEDライト使用の
ホワイトニングキット専用ジェルとLEDライトを組み合わせて使うタイプです。紫外線を含まない安全なLEDライトでジェルを活性化させる仕組みで、市販品の中では比較的歯科医院に近い方法といえます。マウスピースを10〜15分装着するだけなので操作も簡単です。
FLOW ホームホワイトニングの
やり方
歯科医院処方のホームホワイトニングは、次の3ステップで進めます。
歯科医院でカウンセリング・
マウスピース作製まず歯科医院を受診し、口腔内の状態チェックと処方を受けます。虫歯や歯周病がある場合は、先にそちらの治療を終えてからホワイトニングに入ります。問題がなければ、自分の歯型を採って専用のオーダーメイドマウスピースを作製します。マウスピースは通常1〜2週間で完成します。
自宅で
ホワイトニングジェルを使用マウスピースが完成したら、自宅でのケアをスタートします。
- 歯を磨いてジェルを入れる
歯をよく磨いてから、マウスピースの内側に処方されたジェルを少量ずつ入れます。1歯につき米粒程度の量が目安です。
- 指定された時間だけ装着する
マウスピースを装着し、指定された時間そのまま待ちます。製品によって異なりますが1日1〜2時間、または就寝中装着するタイプもあります。
- 使用後は洗って保管する
外したら口をよくすすぎ、マウスピースも流水で洗って清潔に保管します。
これを毎日繰り返し、期間の目安は2〜4週間です。
- 歯を磨いてジェルを入れる
定期的なメンテナンス
ホームホワイトニングで得た白さは永久ではなく、食生活や生活習慣によって徐々に後戻りします。効果が薄れてきたと感じたタイミングでジェルを追加購入し、数日間集中的に使うメンテナンスを行うことで、白さをキープできます。また、定期的に歯科医院でクリーニングを受けると、より長く効果が続きます。
効果はいつ出る?期間と頻度の目安
ホームホワイトニングで白さを実感できる目安は、使い始めてから2週間〜1ヶ月程度です。ただし、もともとの歯の色・変色の原因・ジェルの濃度によって個人差があります。市販品の場合、効果を感じるまでには1〜2ヶ月以上かかることが多く、得られる白さもホームホワイトニングには及びません。毎日継続して使い続けることが大切です。ホワイトニング効果の持続期間は一般的に3〜6ヶ月程度とされています。コーヒーや赤ワイン、タバコなどを日常的に摂取する方は後戻りが早い傾向があるため、2〜3ヶ月に一度のペースでメンテナンスを行うのが理想的です。
注意点・やってはいけないこと CAUTION
01. 知覚過敏が出たらすぐ中断をホワイトニング中に「歯がしみる」「痛い」といった知覚過敏の症状が出ることがあります。特にホームホワイトニングでは有効成分の濃度が高いため起こりやすい傾向があります。症状が出た場合は使用を一時中断し、歯科医師に相談してください。多くの場合、数日休むと症状は落ち着きます。
02. ジェルを歯茎につけないジェルが歯茎に触れると、炎症を起こすことがあります。マウスピースに入れる量は少量を心がけ、はみ出したジェルはすぐにふき取りましょう。
03. 詰め物・被せ物には
効果がないセラミックや銀歯などの修復物はホワイトニング剤では白くなりません。前歯に修復物がある方は、ホワイトニング後に修復物だけ浮いて見える可能性があるため、事前に歯科医師へ相談しましょう。04. 妊娠中・授乳中・15歳未満は使用を避ける安全性が確立されていないため、妊娠中・授乳中の方はホワイトニングを避けることが推奨されています。歯が成長途中の15歳未満の方も、歯科医師に相談のうえ判断することが大切です。
Point 白さを長持ちさせるためのポイント
ホワイトニング後の「ホワイトニングケア期間(24〜48時間)」は特に着色しやすい状態です。この期間はコーヒー・赤ワイン・カレー・醤油・タバコなど色の濃い飲食物や喫煙を避けましょう。それ以降も以下のケアを継続することで、白い歯を長くキープできます。
食後はなるべく早く歯を磨く
ホワイトニング歯磨き粉でのデイリーケアを続ける
3〜6ヶ月に一度、歯科医院でプロのクリーニングを受ける
白さが戻ってきたと感じたら、
ホームホワイトニングで集中ケアを行う
ホワイトニングの
よくある質問
- 歯がしみてしまったらどうすればいいですか?
いったん使用を中断してください。知覚過敏専用の歯磨き粉(硝酸カリウム配合)を使いながら数日様子を見ると、多くの場合しみる感覚は落ち着きます。それでも改善しない場合は歯科医師へ相談しましょう。
- ホワイトニング中に寝てしまっても大丈夫ですか?
就寝中装着タイプのジェルは寝たまま使うことを想定していますが、通常タイプのジェルは指定時間を超えないようにしましょう。長時間の装着は知覚過敏や歯茎の炎症を引き起こすことがあります。
- どのくらいの頻度でホワイトニングすればいいですか?
最初の集中期間(2〜4週間)が終わったあとは、2〜3ヶ月に一度のメンテナンスが目安です。頻繁すぎると歯や歯茎への負担が増えるため、歯科医師の指示に従いましょう。
- 市販品とホームホワイトニング、どちらを選べばいいですか?
「着色汚れを落として元の白さに戻したい」なら市販品で十分です。「本来の歯の色よりもっと白くしたい」「結婚式や就職など特別なイベントに向けて本格的にケアしたい」という場合は、歯科医院処方のホームホワイトニングが適しています。
